ダイエットなどで体脂肪を減らすと聞くと有酸素運動というイメージですが、筋トレだけでも体脂肪を減らすことは可能です。
しかし、効率面や健康面を考慮すると、食事管理や有酸素運動も上手に組み合わせるほうがより効果的です。
筋トレだけでも体脂肪が減る理由
- エネルギー収支のコントロール
体脂肪が減る最大の要因は「消費カロリー > 摂取カロリー」の状態をつくることです。筋トレによって消費エネルギーを増やし、かつ筋肉量を増やすことで、基礎代謝が上がり消費カロリーも増えやすくなります。- もし仮に食事量を変えずに筋トレを継続して筋肉量を増やせば、結果的にトータルの消費カロリーが増え、脂肪が減少していく可能性があります。
- 筋肉量が増えると“痩せやすい体”になる
筋肉量が増えると基礎代謝もわずかですが上がります。基礎代謝が上がれば、同じ食事量でも消費エネルギーが増えるため、体脂肪が減りやすい状態をつくりやすくなります。
「筋トレだけ」の場合の注意点
- 即効性は低め
食事をコントロールしたり、有酸素運動を並行して行ったりする場合に比べると、筋トレのみで体脂肪を減らすのには時間がかかることが多いです。とくに初心者の場合は筋トレを始めた直後に筋肉が増えて体重がむしろ増えるケースもあり、停滞しやすい印象を受けるかもしれません。 - トレーニング強度・頻度が重要
基礎代謝を上げるためには、ある程度負荷の高い筋トレを週2~3回以上続け、筋肉量を徐々に増やしていくことが必要です。軽い負荷で行うだけだと筋肉維持以上の刺激にならず、消費カロリー増加も限定的です。 - 食事量が多すぎると体脂肪は減らない
いくら筋トレを頑張っても、摂取カロリーが多ければ体脂肪は減少しません。結局はエネルギー収支がプラスにならないようにする必要があるため、多少なりとも食事を意識するのが近道です。
体脂肪をより効率的に減らすには
- 食事管理
「カロリー」と「栄養バランス」を重視することで、体脂肪減少を加速させます。高たんぱく、適度な炭水化物・脂質を摂りながら、無理のない範囲でトータルカロリーを抑えましょう。 - 有酸素運動の組み合わせ
週2~3回、20~30分程度のジョギングやバイクなどの有酸素運動を取り入れると、脂肪燃焼効率が高まります。また、筋トレ後に有酸素運動を行うと、糖質がある程度使われた状態となり、脂肪をエネルギー源として使いやすくなると言われています。 - 休息をとって回復を促す
筋肉は休息中に成長し、代謝アップのカギとなります。睡眠不足やオーバートレーニングは筋合成の妨げになりますので、適切な休息をとることが大切です。
まとめ
- 筋トレのみでも体脂肪減少は可能。ただし、効率を高めるためには食事や有酸素運動なども組み合わせるほうがベターです。
- 筋トレだけで体脂肪を減らす場合、時間がかかる・継続的に高い負荷をかける必要がある、という点に注意しましょう。
- 最終的には「エネルギー収支(消費 > 摂取)」が基本なので、食事管理とのセットがもっとも早く結果が出ます。
無理のない範囲で、筋トレ・有酸素・食事管理のバランスを取りながら長期的に取り組むと、健康的に体脂肪を減らすことができます。
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